実践できてる?健康と美容はよく噛んで食べることから!
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よく噛んで食事することは大切と言われています
よく噛んで食べることは美容にも健康にも大事です。
よく噛むことでいったいどのような効果が期待できるのでしょうか?
私たち人間や動物は、口から食べ物を摂取することで生きています。
食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、この作業は私たちが生きていくうえでとても大切です。
よく噛むことで分泌するヒスタミンが食欲を抑え肥満を予防します
咀嚼が多いほどに満腹中枢を刺激し、満腹感を得やすいと言われます。
満腹になったかどうかを決めるのは、胃が空いてるかどうかではなくて、脳にある満腹中枢が満腹信号をキャッチして判断します。
咀嚼すると、歯の付け根や咬筋(こうきん)から脳にメッセージが伝わり、神経ヒスタミンという物質が作られます。
そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになる。
脳内でヒスタミンが満腹中枢を刺激することで、人は満腹感を感じると言われています。
つまりヒスタミンが分泌されると満腹を感じるという訳です
このヒスタミンは噛めば噛むほど分泌量が増え、より食欲を抑える働きをします。
あまり噛まないで食べていると脳の満腹中枢がなかなか満足しないので、身体が必要とする量よりたくさん食べてしまいます。
よく噛むことは貧血や冷えの対策にもつながります
冷えの原因は血液の不足にもあります。
噛む回数が減ると胃酸の分泌が滞り結果として貧血になります。
個人差がありますが、民族学的に日本人は胃酸の分泌が少ない民族
ヒスタミンの主要な作用の一つとして胃酸分泌の促進作用が知られています。
分泌される胃酸が少なくなると、摂取した肉に含まれるタンパク質からビタミンB12を取り出す機能が低下します。
胃酸が少ないとビタミンB12が不足します。
それによって赤血球がうまく作られず貧血を起こすと言われています。
ビタミンB12の吸収が不足すると、赤血球の合成に支障をきたし、結果として貧血を起こすことがあります。
さらに、貧血は血液量が少ない状態ですから、末梢血管へ運ばれる温かい血液も不足し、手足の冷えが生じることにもなります。
内蔵脂肪を減少させ太りにくい体質をつくる効果もあります
脳内のヒスタミンは内臓脂肪も減少させる作用もあります。
さらには脂肪の材料になるグルコースを脂肪細胞内へ取り込ませないように働いていることがわかりました。
このシンプルな内臓脂肪蓄積防止策は、今後の内臓脂肪型肥満やメタボリックシンドロームの予防や治療にとって計り知れない福音をもたらす手立てなのです。
ちなみにヒスタミンは体の外から取り入れることはできません
体外から摂取した場合ヒスタミンは食中毒の原因にもなる。
ヒスタミンは脳以外では鼻づまりやかゆみなどのアレルギー症状を引き起こす物質
ヒスタミン食中毒は、アミノ酸の一種であるヒスチジンから、微生物(ヒスタミン産生菌)によって産生蓄積されたヒスタミンによるアレルギー様食中毒
ヒスタミンという物質は外から取り入れることができません。
また噛むことによって顔の筋肉を鍛えて「顔のたるみ」予防にもなります
よく噛んで食べることは美しいフェイスラインを作る秘訣でもあります。
運動をしないと体の筋肉が落ちてしまうように、顔も同じく筋肉を動かさないと衰えてしまいます。
顔のたるみを防ぎ、引き締まったフェイスラインをつくるためにも、食べる時は良く噛むことが大切です。
ダイエットをして体はシェイプできたのに顔の輪郭がぼやけたまま、あごのたるみが解消されないというのは表情筋が衰えている証拠です。
それがあごのたるみやほうれい線という形で表れてきます。
あごの筋肉が衰えると、リンパの流れも滞り、顔全体がむくむ原因にもなってしまいます。
噛む回数が多いほど、「たるみ」にはよい効果をもたらす。
よく噛んで食事をすることはがんやアトピーの予防にもなります
最近では咀嚼回数と「アトピー性皮膚炎」などアレルギー性疾患との関係性も示唆されるようになってきています。
食品中のビタミン類が上手く分解され、抗酸化作用を発揮できるため、アトピー性皮膚炎になりにくいことがわかっています。
また、胃がんの原因である「ピロリ菌」の繁殖を抑える効果があるとも言われています。
健康と美容のためにも改めてよく噛む習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
よく噛んで食事するだけでたくさんのメリットがあります。
ついつい咀嚼がおろそかになってしまうのは、癖によるもの。
咀嚼の癖を付けるためには、どの食べ物を口の中にいれても同じ回数で咀嚼してみましょう。
まずは一口に30回から咀嚼を開始してみてください。
ダイエットに限らず、健康のために、よく噛むことをはじめてはいかがでしょうか。
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[…] 引用:cupie.biz […]